会わなくても相手は操れる!! 内藤誼人『直接会わずに相手を操る超心理術』を解説

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はじめに

今回は内藤誼人さんの著書『直接会わずに相手を操る超心理術』を紹介したいと思います。

心理術っていろいろありますが、この本は相手と直接会わずに、相手に動いてもらうことに特化した本になっています。

そう聞くとどう思いますか?そう今の時代は新型コロナの影響によって、ズームなど直接会わないで仕事をすることが増えている人にとっては、知りたい情報が詰まっている本なんです。

読んでてめちゃくちゃ勉強になりました。あなたもオンラインの仕事が増えたけど、こんな悩み抱えたことがありませんか?

「きちんと相手に会わないと心を通わせることなんて出来ない」「顔と顔を向き合わせるからこそ、真心が伝わるんだ!」

先に言っちゃうと、それはあなたの思い込みです。こういった前時代的な考えに凝り固まっているのは大変危険です。

世の中どんどん変わってきている中でそんな考えに固執していると、出世や昇進のチャンスを棒に振る可能性が高いですし、ビジネスマンとして成功するチャンスも逃してしまう危険があります。

『人に会わなければ仕事ができない』というのは単なる思い込みであると、はっきりとここで認識しましょう。

この本では『どうすれば人に会わずに相手を操ることができるのか?』その心理術について紹介されています。

個人的に一番勉強になったのが、メールのやり方の部分です。

ここはホント盲点だったので面白いテクニックでした。それではさっそく紹介していきます。

追伸で相手との距離を縮める

結論から言うと、あなたが普段行っているメールで相手との親密さを出すためには、『追伸』を使ってプライベートの話をするようにしましょう。

例えば、「追伸 〇〇の小説を読んで大泣きしてしまいました」とか「追伸 梅雨時期はジメジメして気分が滅入ってしまいますね」と、さりげなく自分の近況なり個人的な感想を述べることで、親密さを相手に感じさせるメールにすることができます。

そして追伸という形であればビジネスメールの体裁は損なうことがないので、マイナスにはなりません。

どうしても普段のビジネスメールってどこか冷たい人になりがちで、仕事に関するやり取りのみを送ってしまいます。

南イリノイ大学の ジーン・カニンガムによると、こちらから積極的に自分のことを語ると、相手も同じように自分のことを語ってくれると言っています。

追伸で自分のことをさらけ出すことで、相手のプライベートな情報まで引き出すことができるんです。

私も最近フリーになってからメールでのやり取りが増えたんですが凄く印象に残った相手がいて、そのメールの内容がビジネスには関係ない話を追伸で最後にしてくれた人でした。

そしてやっぱりその人のことは未だに印象が残ってるんですよね。

これ他の方はみんなビジネスメールのみで、プライベートなことは一切入れないからこそ逆に効果があると感じています。

異常に印象に残るテクニックがこの『追伸』なんです。

『相手としっかり顔を会わせなければ仕事はできない』という暗示効果をなくす

確かに今まで私たちは営業でも直接会ったり、一緒にお酒を飲むことで心が通じ合うといった価値観を持って仕事をしてしまいがちですよね。

しかし冒頭にも述べましたが、会わなければ心が通じないというのはまったくの嘘です。

大前研一さんの著書『時間の無駄の科学』という本に出ていた話ですが、元花王の会長後藤拓也さんやファーストリテイリングの柳井社長は、夜のお付き合いはほとんどしないし、二次会にも一切行かないそうです。

こういった一流の経営者が対面で会うことをメインに考えていないことを考えると、会わなければ心を通じあえないというのはウソである可能性が高いと言えます。

また平安時代は手紙のやり取りだけで、男性と女性は恋に落ちていました。

合わなくても文字のやりとりで心は通じ合えるという証拠です。

しかし私たちは『顔を合わせないと仕事がうまく回らない』という暗示効果に、未だに縛られているんです。

そしてその暗示効果があるからこそ、実は仕事がうまく回らない原因になっています。

例えば営業の電話をするときも「どうせ電話じゃ営業はうまくいかないよな…」と思いながら電話をかけると、やる気のない声が相手にも伝わってしまい本当にうまくいかなくなるんです。

コーネル大学のクレイトン・クリッチャーさんは、本人の思い込みが暗示効果として働き、パフォーマンスに影響すると指摘しています。

つまり自分が『できない』と思っていると、本当にできなくなってしまうので気をつけましょう。

ちなみにですが電話での営業は94%の人が『あと一歩のところで諦める』という統計が出ています。

これはノートルダム大学のハーバード・トゥルーさんがセールスマンについての研究をして、次のような統計を発表したことからわかっています。

  • 44%の人が1回目の電話をかけて諦める。
  • 24%の人が2回目の電話をかけて諦める。
  • 14%の人が3回目の電話をかけて諦める。
  • 12%の人が4回目の電話をかけて諦める。

これはつまり合計すると、94%のセールスマンが4回目までの電話で諦めていることになります。

しかしここからが一番興味深い事実があって、すべての販売成約の60%は5回目以降の電話をかけて成立しているんです。

確かに同じ相手に何度も電話をするのは「相手にしつこいと思われないかな…」といった不安を感じるかもしれませんが、そこで簡単に引き下がっていたらどんな仕事もうまくいきません。

むしろ『5回目以降がチャンス!』こう考えた方が営業の成果は出ることが分かっています。

一言のお世辞で相手を操る

これはエステー株式会社会長の鈴木喬さんの著書『社長は少しバカがいい』の中での話なんですが、鈴木さんは様々な社長とお知り合いになる方法として、『一言のお世辞』が大事だと述べています。

例えばどこかの社長が新聞や雑誌に載るとします。その切り抜きを持ってくるよう秘書に事前に言っておき、すぐに相手に電話をかけます。

といっても内容は大した点はでなくて、「感服いたしました」と伝えるだけです。

これをやるとなぜ良いのかというと、どんな会社の社長もやはりメディアに出ることは嬉しいんです。

そんなとき全く面識のない人からわざわざ連絡をもらい褒めてもらったら、誰だって嬉しいんです。

確かに私たち一般人が有名な会社の社長にいきなり電話するのは難しくても、やり方は色々あると思います。

例えば見込み客の相手の会社がメディアに出たら、「拝見しました。とても勉強になりました!」こう伝えるだけでも効果がありそうですよね。

また好きなインフルエンサーが有名なメディアに乗った時に、 twitterのDMで「おめでとうございます!」って送ってあげるだけでも効果があります。

実際、私が以前に取材を受けたとき、連絡をくれた人は私いまだに覚えています。

ここで難しいことを言う必要はありません。ただ連絡をする時期を逃さないということだけを心がけていればいいんです。

相手の視覚に訴えるとうまくいく

新型コロナの影響によって、企業のテレワークも一気に広がりましたよね。

そこで活躍しているのが写真や動画です。

これはある建設業者の話ですが、今までは仕事の進捗具合について報告書を書くことになっていました。

これを報告書を書く代わりにスマホで現場の写真を撮って、それを送ることで報告書にすることにしたんです。

すると現場の写真を見せたほうが進捗具合は一目で分かり、なおかつ毎日報告書を書く時間がなくなったので、仕事が圧倒的に効率的になりました。

またある食料品のセールスマンは、自分が扱っている商品がきれいに陳列されている写真を何枚か持ち歩いていて、その写真を見せることで商品説明をしないで済むようになったと話しています。

そもそも人間は視覚的動物と言われていて、これを証明しているのがビショップ大学のリオネル・スタンディングです。

スタンディングさんはある実験を行いました。1万枚の飛行機や犬など日常場面の写真を1枚につき5秒間だけスライドで見せてから、どれくらい記憶できるのかを調べてみたのです。

すると『1万枚の映像』で見たほとんどの人は、すべてを覚えることができたといいます。

一方、『1万語の単語』を5秒間だけ見せて、その記憶についても調べたとの結果は、単語の方は1000語を超えると記憶できる内容は62%まで落ちてしまったんです。

つまり文字よりも映像の方が、はるかに人は記憶をしやすいんです。

あなたの仕事でも普段面倒な報告書とか、必要のない資料作成とかたくさんあるますよね。

それをすべて辞めて、画像や映像で残して報告するという方法は、これから色々な現場で使えるんじゃないかと思って紹介しました。

最高の自分をアピールできるメール術

ここまで見た人は、もう人に会わなければ仕事にならないというのはただの思い込みだと気づけたかと思います。

ここでは具体的なメールのやり方を紹介していきます。

まずメールの一番のメリットは『送信する前にいくらでも考えることができて、最高の自分をアピールすることができること』です。

対面だとどうしても恥ずかしくてアピールできない人も、メールならゆっくり考える時間がありますよね。

では親しくなるためのメール術について、その方法を2つ紹介していきます。

共通点をアピールして接点にする

もし相手とあなたに何らかの共通点がある場合は、必ずメールに入れるようにしましょう。

例えば「私は〇〇さんと同じ大学出身です」とか「私は〇〇さんと同じで犬を飼っています」「私は〇〇さんと同じ△△出身です」こんな感じの情報を入れるだけでも、相手との親密さを近づける効果があります。

硬くなりすぎるビジネスメールだからこそ、プライベートの話に効果が生まれるんです。

自己紹介で相手の心をつかむ

ビジネスメールでは、もちろん要件は相手に伝える事が基本ですが、それ以上に重要なのは自分自身の存在を相手に印象づけることです。

自分は何者なのかということが相手に伝われば、その後ビジネスはうまくいきやすくなります。

でも大抵のビジネスメールの自己紹介は「〇〇社の〇〇と申します」これくらいの自己紹介しか入れてない人が多いんです。

これでは他の人とメール文章は一緒になってしまい、相手の印象には残りません。

そこで相手の記憶に残るような自己紹介を含めるんです。

例えば「私も〇〇さんと出身が同じです」とか「昨年子供が生まれまして、育児と仕事の両立でバタバタしております」とか「最近、体型が気になって、妻と一緒にダイエットを始めました」といった感じに、自己紹介が2〜3行あるだけで、相手に親しみを感じてもらいやすくなります。

こうやってメールでわざわざ個人情報をオープンに語ってくれる人は、なかなかいません。

だからこそ、こういった自己紹介があるだけで、相手にとってはとても良い印象になるんです。

終わりに

本日のまとめです。

  1. 追伸で相手との距離を縮める
    • メールでは追伸を使う。
  2. 相手としっかり顔を会わせなければ仕事はできないという暗示効果をなくす
    • オンラインでも仕事は進むと認識する。
  3. 一言のお世辞で相手を操る
    • メディアで見たことを相手に伝える。
  4. 相手の視覚に訴えるとうまくいく
    • 報告書などは画像や映像で充分。
  5. 最高の自分をアピールできるメール術
    • 共通点をアピールし、自己紹介文を入れる。

この本は心理術の本ですが、ほんと今のコロナ時代に合わせた直接合わなくてもいいところに特化した内容で、とても面白い方でした。

興味がある方はぜひポチってみてください。

追伸

最近私が出会った人の中で、一番印象に残った人がいます。

それが最初の自己紹介で「私は〇〇という病気なんです」とカミングアウトをしてきた人でした。

その病気は精神疾患なんですけれども、そのカミングアウトをされたことの効果がすごいと思っていて、要はいきなり自分のナイーブな点、普通だったらいいたくないことであろうことをカミングアウトされると、その人のことがとても印象に残るんです。

実際私は一瞬でその人の名前とか全て覚えたんです。それで後日お会いした時にその人に「自分の病気のことを言うのは何でですか?」って聞いてみたんです。

そしたら「いろんな人と出会う中で、その病気のことを最初に行ったほうがいろいろと仕事がしやすくなるんです。相手から覚えてもらいやすくなって得することが多かったんですよね」って話していて、とても頭がいい人だなと思いました。

そういったちょっとした自己紹介で差別化していくことって、ビジネスマンにとってとても重要なことですよね。最近ものすごく勉強になったことでした。

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