99%の人は好きなことで生きられない… ひろゆき「凡人道 役満狙いしない方が人生うまくいく」を要約してみた

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はじめに

今回はひろゆきさんの「凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく」を要約していきます。

本書はひろゆきさんのストレートにものを言ってくれる姿勢と独特の視点がふんだんに盛り込まれており、ひろゆきさんが好きな人はもちろんのこと、ひろゆきさんをあまり知らない方でも大きな学びが得られる内容となっています。

日本の経済はどんどん悪くなっており、これから私たちはどのように生きていけばいいのか不安を抱えている人も多いかと思います。何か1つでもこれからを生きていく上で役立つ知識を吸収していただければと思います。

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第1章 金がないと人間はバカになりカモられる

金がないと人はバカになりカモられることを皆様は知っていたでしょうか?

ひろゆきさんはお金を無駄遣いせずに、貯めておくことを推奨しており、「思考力を落とさないため」というのがその理由の1つです。

自分の懐具合を心配してお金に欠乏感を感じてしまうと、人間の思考能力は大幅に落ちることが分かっています。お金の欠乏は人間をリアルにバカにするのです。

ハーバード大学教授とプリンストン大学教授が書いた「いつも時間がないあなたに 行動経済学」という本があるのですが、その中で経済的な欠乏が人間の認知能力に大きな影響を与えるという研究結果が載っています。

その実験ではニュージャージー州のショッピングモールにいた人々に「車の修理が必要になった」という設定の質問した後、知能検査を受けてもらったそうです。すると修理代が「300ドル」と「3000ドル」でそれぞれ質問してみたところ、「300ドル」では富裕層と貧困層で違いがみられなかったのに対して、「3000ドル」では貧困層のみが知能検査の得点がかなり低くなる結果になったのです。

「知能検査で正解を出したら報酬を上げる」という実験も行ったそうですが、そのことでやる気を出した貧困層の成績は上がらなかったどころか、少し下がってしまいました。またこうした傾向は富裕層には見られませんでした。

これを聞いて「頭のいい奴がそもそもお金持ちになるんだから当然じゃないの?」と思う人がいるかもしれませんが、それを否定する研究も本書には載っています。

その実験はインドの 農業地帯で行われ、収穫前に「お金が足りない状況」と、収穫後で「お金に余裕のある状況」で農民の検査を行ったのです。この実験では富裕層と貧困層を比べるのではなく、同じ人間がお金に余裕のあるなしで、どのように知能や判断能力に変化が出るのかを調べました。

その結果、お金の欠乏が知能に与える影響は大きいことが分かりました。

知能検査では正答率は収穫後の方が約25%も高かったのです。この違いはIQに置き換えると9〜10ポイント相当にもなります。

なぜこんな結果になるのかというと、目先のお金の欠乏に意識がいき過ぎて他のことが見えなくなる「視野狭窄現象」が起きているからだそうです。

これは私たちも実感できることではないでしょうか。「明日の家賃が払えない」とか「今月どうしても5万円足りないよ」といった状況のとき、私たちは視野が狭くなり他のことなど考えられなくなります。

「お金が足りない」という思いにチクチク脳が反応してしまい、高度な思考力を要する作業に集中できなくなります。お金がないと不幸であるとよく言いますが、その理由の1つは「お金がないストレスがずっと頭の中に残り続け、あなたの生産性や幸福度を下げ続けてしまうから」です。

お金を稼いだり貯めるのが大事でなのは、こうしたお金による「ストレス」とそれに伴う「思考力の低下」を避けられるからです。

お金持ちはお金に余裕があるから常に思考力や判断力をキープでき、逆に貧乏人はお金がない欠乏感によって思考力や判断能力が下がった状態で生きている訳です。

これではお金持ちと貧乏人の差が開いてしまうのも当たり前でしょう。

さらに悪いことに、貧乏人ほどカモられてしまうことが分かっています。

お金がないとギャンブルをしてしまうのです。ギャンブルで一発逆転を狙う人を見て、周囲の人は「アホだなぁ」と思っているんですが、これも金銭的欠乏が脳のシェアを使いすぎていて本人の判断能力が下がっているためなのです。

このような脳の状態で生きていると、ギャンブルでなくても無駄遣いをしてしまったり、失敗する可能性が高い投資に手を出すことに繋がり、極端なリスクを追いかけます。さらに「オイシイ話がありますよ」とすり寄ってくる悪い奴らに騙されてしまう確率が上がってしまうのです。

そうなるとさらにお金がなくなって思考力が低下し、さらにカモられるという悪循環から抜け出すことができません。

そしてここで重要な事を1つ述べておきたいと思います。

このお金が足りない欠乏感によって思考力が低下するのは、なにも貧乏人だけに起こることではないのです。今現在どれぐらいの収入を得ているかに関わらず、たくさん稼いでいたとしても「もっとお金がなければこの生活を保てないなぁ」というような欠乏の危機意識があると起きてしまう現象なのです。

ですから他人ごとではありません。いくら年収が1000万円あったとしても月30万円のタワマンに住んで毎週飲みに行ってお金を散財していては、お金の欠乏感が生まれてしまうので結果的に思考力が下がり、年収1,000万円も稼ぎ続けることができなくなり、貧困に陥っていく危険性があります。

つまりお金がないと様々な落とし穴に落ちやすくなるのです。頭がまともに働かないからお金がない状態に一度陥ってしまうと、連鎖的に私達はどんどん人生の坂道を転げ落ちて行ってしまいます。

そうならないためにもお金を貯蓄しておく必要があります。お金を使うのならば「積み重ねの効くお金の使い方」をしてください。具体的には自分の得につながるような「技能の習得」にお金を使うのです。

ビットコインが話題になったとき目先の大金ゲットのチャンスに惑わされ、色々な人が仮想通貨を始めようとしていたんですが、凡人がなけなしの財産をビットコインに投じるのは危険以外の何ものでもありません。

ビットコインにイチかバチかで20万円突っ込むぐらいなら、専門学校に通って技能を積み重ねるほうがよっぽどマシです。

今ならインターネットで学べる安価な教育サービスが沢山あるので、社会人でも学びやすい環境となっています。将来的に自分の収入を増やしてくれるような「積み重ねの効くこと」だけにお金を使うようにしましょう。

そして今まで使っていた無駄金はすべて貯蓄に回すことによって、健全な思考力を保ち生産性をキープし続けることで、私たちはもっと稼げるようになります。

月収40万円の人が毎月40万円使っていると、常にお金が足りないという欠乏感に襲われ思考力が低下し、月収40万円を稼ぎ続けることが難しくなってしまいます。

逆に月収20万円でも生活費を10万円に抑え、毎月10万円貯蓄していくのならば徐々にお金の余裕が増えるので思考力を保ち続けることができ、その結果徐々に収入が上がっていく訳です。

貯蓄がない方はもちろん、高収入な方も「お金の欠乏感」が私たちに非常に悪い影響を与えることを心に刻んで、ある程度の貯蓄をするようにしてください。

第1章まとめ

  • お金がないと人は馬鹿になりカモられやすくなることが研究によって証明されているので、私たち凡人は貯蓄をすることが非常に重要である。
  • お金を使うのならば積み重ねの効くお金の使い方に限定して、残りは貯蓄に回すことで健全な思考力をキープしよう。

第2章  AIが僕らを食わせてくれるわけがない

次にひろゆきさんが指摘しているのが「AIに対する誤解」です。具体的に言えばAIが僕らを食わせてくれるわけがないのです。

これから世界のAIの技術の導入はどんどん進んで行きます。日本だけでなく世界的に大きな変化をもたらすと言われているAI技術が進歩すれば、多くの知的労働で人間は必要なくなります。

そして最近では「残る仕事」と「消える仕事」としてメディアでもよく取り上げられますよね。世界では今まで人間が行ってきた仕事が、ビックリする速さで無人化していきます。

AI以外の技術でもロボティック・プロセス・オートメーション(通称 RPA)という技術を活用した、ホワイトカラー業務の効率化・自動化をする仕組みを取り入れる企業も増えてきました。

請求書の発行や領収書の精算ぐらいなら、もう自動化できてしまうのです。

長年安定した企業として就職活動で人気だったメガバンクも、数千〜数万人規模のリストラを計画しているそうです。海外では銀行の窓口業務の人の給料は、マクドナルドと変わらなくなっています。

このような状況で、ときにAI歓迎論を聞くことがあります。AI歓迎論とは、AIによって私達は働く必要がなくなり、人間はこれから好きなことだけをやって生きていけば良いといったお話です。

しかしこれは本当なのでしょうか?

例えば優秀なAIを企業が導入したとして、恩恵を受けるのはそのAIシステムを作った企業とそれを導入した企業であり、そこで儲かったお金がAIを導入したことで仕事が少なくなってしまった従業員や解雇された元従業員に還元されるわけではありません。

もちろんそれらの企業と何の関係もない私たちに、お金をくれるわけでもありません。

多くの人はこれまで通りお金を得るために働き続けなくてはならないでしょう。

つまりAIによって私達は働かなくてもよくなるというのは、「経営者目線の話」なのです。凡人にとっては関係のない「経営者」が儲かるだけで、凡人が甘い汁を吸える訳ではありません。

むしろ社会全体の仕事は減ってしまうため労働力が上がりますから、一部の仕事について労働の報酬は安くなっていくでしょう。

今言ったことは本当に当たり前のことだと思いませんか?AIが発達すれば私達は嫌な仕事をやらずにすみ、働かなくても生きていける社会がくるという意見をよく聞きますが、そんな訳ないですよね。

AIを使っている経営者やAIを開発している企業はどんどん儲かるでしょうが、それに全く関係のない私達に何でお金が流れてくるんですか?流れてくる訳ありませんよね。

つまり「AIを使う側」と「AIによって仕事を奪われる側」という二極化が起こり、経済格差が開いていくことが予想されます。

これからAIが導入されても、私たちには関係ない経営者を儲けさせるだけで、一般人は甘い汁を吸えないのだという真実を知っておきましょう。

そしてAIによって仕事が奪われることは、確実に起こりうる未来です。これも経営者の視点から考えればよく分かることです。

経営者からすればAIは24時間365日働き続けてくれる「忠実な部下」です。また社員をあまり働かせすぎると労働基準法に違反したり、残業代を払わなければ「ブラック企業」と騒がれたりして大変な目に遭ってしまいます。

さらに会社が社員を雇う際にかかるコストは、実は社員の給料だけではないのです。給料に加えてその社員のための社会保険料なども国に納めなくてはいけないので、一般的に会社が社員を雇う場合、社員に支払う給料の2倍程度のコストがかかると言われています。

それならやる気があるのかどうかもわからない社員を大量に抱えておくより、決められた仕事をずっと淡々とこなしてくれて、社会保険料もかからないAIに切り替えたほうがコストカットができることは誰でも分かるでしょう。

そして経営者は「コスト」に非常に敏感です。コストが削減できるとわかれば、従業員をリストラすることも厭わないのです。しかしそれは仕方がないことなのです。コストに敏感でなければ、その企業は他のAIを導入している企業にコスト競争で負けて潰れてしまいます。

「今まで会社に尽くしてきた社員をクビするなんてなんて酷い企業だ!」という意見も聞きますが、そうしないと企業は厳しい資本主義市場で生き残っていけないので仕方ない部分もあるのです。

つまり私達はこれからAIが来ることによって仕事を奪われる可能性があり、そしてAIが導入されたとしても儲かるのは経営者だけで私たち一般人には何の関係もないことを知り、これからの行動を決めていくことが重要になってくるでしょう。

第2章まとめ

  • AIが導入されても儲かるのは経営者とAIを作っている企業だけであり、凡人が甘い汁を吸える訳ではない。
  • 甘い汁を吸えるどころか、AIの普及によってこれからコストカットのためにリストラは進んでいくだろう。
  • この事実を押さえた上で、これからの時代を生き抜く方法を一人一人が考えなくはならない。

第3章「大卒」の下駄が必要な人は多い

最後に皆様にお伝えしたいのは「大卒」の重要性です。次のようなセリフを一度はメディアなどで聞いたことがあるでしょう。「大卒なんて必要ない」「インフルエンサーのオンラインサロンの方が役に立つ」「これからは学歴はオワコンである」「学歴ではなく自分オリジナルの価値を社会に提供することが必要なのだ」

これらはある種の一発逆転するための方法です。日本人が学歴に頼らず成功を目指すのは、リスクがある生き方なのです。

ひろゆきさんは「凡人はとりあえず大学を出とけ」という考えを持っています。

なぜなら日本の場合、年をとってから大学に入学してキャリアアップを図るシステムが社会に組み込まれていないので、高卒のまま社会に出てしまうと大卒よりも安い給料のまま働き続けなければいけないからです。

高卒の平均生涯年収は約2億4000万円ですが、大卒の平均生涯年収は約2億8000万円で、その差は4000万円にものぼります。高卒の人の方が大卒の人よりも最低4年は早く働き始める訳ですが、大卒のほうが初任給も昇給も額が大きくなるので、最終的に新築の家が一軒買えるほどの大きな差がついてしまいます。

さらに「社会で成功するには学歴は必要ない」という考え方は、目の前の現実と矛盾しています。それは社会のそれなりのポジションの人は「ほぼ大卒者である」という現実です。

実際スポーツ選手や芸能人を除けば、社会でそれなりにポジションを得ている人のほとんどが大学を卒業しています。ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグの様に大学中退の成功者もいますが、彼らは大学に通いながら事業を立ち上げて成功した「極めて優秀な人」で、凡人が真似するにはリスクが高すぎます。

意識の高そうな大学生が大学を退学してオンラインサロン1本に絞るのは、そういうリスクを背負うことです。オンラインサロンや起業家の中には成功する人は出てくるかと思いますが、そのような才能と運に恵まれた人はごく一部しかいないでしょう。

問題は「最近こういったまともな価値観が、メディアでなかなか取り上げられないこと」です。なぜならそんなことを言っても面白くないからで、そんなことを言っても本は売れないからです。出版業界も斜陽産業になってきたので、どうしてもエッジの利いたタイトルの本しか並ばなくなります。

「好きなことで生きていく」とか「学歴はいらない」とかいう趣旨の本が多い気がします。その結果、みんながビジネスとして情報を売る人たちの主張を真に受けてしまっていて、自分にとって本当に役立つ知識を手に入れられない人が増えているのです。

例え無名の大学でも卒業すれば「大卒」という下駄を履かせてもらえるのです。この下駄で何が身についているかは判断しにくいですけれども、そのおかげで中卒や高卒では受けられない採用試験を受けられたり、高い給料をもらえたりします。

また大卒でないと「就労ビザ」を取れない国が多いことにも注目するべきです。つまり海外で知的労働の仕事を探そうとすると条件は受け入れ先の国や職業によって違いますが、大卒でなければほぼ不可能ということが多いのです。

日本社会がどうなるか分からない今、海外で働ける選択肢は普通の人でも残しておいた方がいいでしょう。将来的に日本の景気がさらに悪くなったとき「海外で働きたいなぁ」と思っても高卒だとほとんど不可能になってしまうのです。

大学に入っていれば海外で働くことも選択肢に入れられるので、今特に何のスキルもなく将来やりたいこともわからない方は、とりあえず大卒の下駄は履いておくべきだというのがひろゆきさんの主張です。

正論過ぎてぐうの音もでません。

終わりに

今回は第1章で「金がないと人間はバカになりカモられる」、第2章で「AIが僕らを食わせてくれるわけがない」、第3章で「大卒の下駄が必要な人は多い」について徹底的に解説しました。

ひろゆきさんは理想論を語るのではなく徹底的にリアルに世の中を分析して、例えそれが不都合な真実であったとしてもストレートに伝えてくれる数少ない有名人なのでとても勉強になります。

今回も「金がないと人間はバカになってカモられる」というどうしようもない現実や、AIが来たとしても僕らには「何のメリットもない」こと、さらには「凡人は大卒の下駄が必要である」という至極真っ当な主張がなされていました。

今回の内容が少しでも皆様の今後の生きていく上での参考になれば嬉しいです。

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