高橋ダンが提唱する「ライオン戦略」についての解説です。投資のみならず、人生においても役に立つ「ライオン戦略」。なぜその発想に至ったのか、具体的なやり方からメンタルの持ちようまで理解し、自分の人生に役立てよう!
働き方の5つのカテゴリー
私は世界60カ国以上を訪れたことがあるが、人々の働き方は大きく以下の5つに分けられる。
- 正社員
- パートタイム労働者
- 自営業
- 引退した人
- お金が嫌いな人
1〜3まではそのままの意味だが、4の「引退した人」は定年を迎えた高齢者から、事業で一発当てた人まで幅広い。
5の「お金が嫌いな人」は、お金に対してネガティブな感情を持ち、極力お金を持たないようにしている人達だ。
家や車を持たず生活水準を下げ、自給自足に近い生活をすればお金を持たずとも生活することは可能である。
ライオン戦略とは?
ライオン戦略は、私がアフリカで見たライオンの生き方を投資に反映させたもので、お金を稼ごうとするときにも使える。
ライオンのオスは、狩りはメスにまかせてほとんどの時間を寝て過ごし、エネルギーを貯めている。
そして他のオスと争うときに、集中してエネルギーを使う。
普段はエネルギーを浪費せず、ここぞというときに集中してエネルギーを使うことが重要なのだ。
我々人間にあてはめると、ストレスがある生活はメンタルエネルギーを浪費してしまう。
ストレスの要因を、1日に50回くらい何度も何度も考えてしまうためだ。
ストレスさえなければ、他のことに考えを巡らせることができるのにもったいない。
重要なのは「メンタルエネルギーの使い時」で、戦うときは全力で戦う。その他の時間はメンタルエネルギーを貯めるようにするといい。
投資においても、暴落時に慌てて株を買ってはいけない。
「落ちてるナイフを掴むな」これが鉄則だ。
そこを打って、上昇トレンドに入ったことを確認したら、全力で買い向かえばいい。
自分の周りの小さな世界
人は誰しも、自分と周りの人を比べてしまう。
そして自分の周りの小さな世界で成功していれば、満足するのだ。
日本人は小さくまとまってしまうことがあり想像力が足りないことが多く、それでは世界で戦うことはできない。
自分の周りの小さな世界を広げる努力を惜しんではいけない。
自分の知らない世界についての情報収集を怠らず、そこで学んだものを自分の小さな世界に落とし込む。
そうすることで、小さな世界の勝者となれるだろう。
最後に
結局のところ、お金はただの数字である。
そして投資はその数字を増やしていくだけの作業だ。
お金に感情的になってはいけない。感情的に投資をする人ほど、投資で失敗してしまう。
世界の大富豪はお金を遣うことにエネルギーを使わず、事業など自分が最も重要だと考えるものにメンタルエネルギーを使っている。
今一度、自分が何にメンタルエネルギーを使っているのか、考えてほしい。
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