世界初の1兆ドルETF「バンガードVT」1つのETFに集中投資は危険!

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全世界株式に投資できるバンガードのETF「VT」。これ1つに投資すれば十分なのか?何が危険なのか?どうすればいいのか?そんな疑問に高橋ダンが答えます。

以下は要約になります。

世界初の1兆ドルETF「バンガードVT」!1つのETFに集中投資は危険!
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バンガード・トータルワールドストックETF【VT】とは?

バンガードのETF「VT」が、ETFとして世界で初めて1兆ドルの運用資産を突破した。

VT1つを買えば全世界株式に投資できると人気だが、そこには罠があるので注意してもらいたい。

VTの魅力の1つは「管理費用が安い」ことであり、現在の信託報酬は0.08%だ。投資において管理費用を下げることは何よりも重要で、間違ってもロボアドバイザーに1%の管理費用を支払ってはいけない。

VTは管理費用が安く、全世界株式に投資できる優れた商品だが、これ1つですべて事足りるかと言えば問題もある。

【VT】だけに投資することの問題点と解決策

VTの問題点は「相関係数」と「シャープレシオ」だ。

VTの中身を見てみると、57%が米国株で、次いで日本7%、中国4%、英国4%、フランス2%と先進国が続き、途上国などほとんど含まれていない。

また、業種はテクノロジーが4分の1を占め、次いで金融となっている。

そして問題なのは、VTと米国株の相関係数がほぼ100%であることだ。つまりVTもS&P500インデックスファンドも値動きは同じであるため、VTだけを持つことは米国株だけを持つことと同義である。

1つの株にぶっ込むことは、例え100%の利益を出したとしてもリスクが高く、値動きが激しいためシャープレシオが低い。

100の株に分散投資することで、得られる利益は50%になるかもしれないが、全体の値動きは小さくなりシャープレシオは高くなる。シャープレシオを高めることこそが投資の必殺技で、重要なのはパフォーマンスを追求することではなく、ポートフォリオ全体の動きを小さくてリスクを下げることである。値動きの激しいものは保有していてストレスになるし、倒産のリスクもある。

そういった意味で、VTだけを持つことは「米国に何かあったとき」に保有資産額を大きく下げてしまうことになる。米国は不安定な国ではないが、FRB、政治、テロなど何かしらのリスクはある。

保有資産を分散していれば、米国に何かあっても他でカバーすることができ、シャープレシオを高めることが可能である。

分散の方法としては、SPY、VEA、VWO、1306、2800、SX5SなどのETFを分散して購入することがお勧めだ。

最後に、VTは「これ1つで全世界に投資できる!」という宣伝しやすい商品であり、金融リテラシーの低い人はこれだけを買えばいいと勘違いしてしまう。このような罠にはまることなく、自分自身のポートフォリオを作ってほしい。

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