はじめに

多くの人が抱くミニマリストのイメージは『ものを持たない人』かもしれない。
それは半分は正しくて、半分は間違っている。
ミニマリズムの本質はある、1点を目立たせるために他をそぎ落とす『強調』にある。
また、最小化のために最大化することもある。
そして減らすことは、ものに限らない。
手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法
今回はミニマリストしぶさんの著書『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』を解説していきます。
著者のしぶさんは、周りからお金持ちのボンボンといわれるほど裕福な家庭に育ち、欲しい物やしたいことは何でも叶ったそうです。
家の中はものだらけで、それはミニマリストならぬマキシマリストの家。
しかし中学進学の頃、お父様の自己破産によりご両親が離婚され、何でも手に入る裕福な生活から『お金がない』状況へと転落してしまいました。
裕福だった頃のギャップに慣れることができず、思春期だったことで物欲もみなぎっていた著者にとって、その後の暮らしはとにかく貧しく苦しいものだったそうです。
著者は19歳の時に1人暮らしに憧れ、お金が全然ので「新しい生活を始めるにはどうしたらよいのか?」を考えます。
たどり着いたのは一般的に必要とされる家具や家電を一切持たず、幸せそうに生活する人のブログでした。
その生き方に憧れ、著者のミニマリズムな生活が始まったんです。とても面白そうな書き出しですね!
本一冊を解説しようとすると、とんでもない文字の量になってしまうので、今回は『暮らし』『物と時間』『人間関係』の3つに絞って、それぞれの記事で解説しました。
いきなり冷蔵庫をなくせと言われても難しいと思うので、自分にできそうなものから生活に取り入れてみてください。
暮らしを自由にする
住居、家具家電(寝具、冷蔵庫、テレビ)、健康についての解説です。
最後には強制的に物を減らす『ある秘策』をお教えします。
物と時間を自由にする
支払い方法とそのメリットについて解説します。
「物の『小ささ』や『少なさ』にフォーカスするのではない」という話が刺さりました。
物の奴隷になることの恐ろしさと、物の奴隷になることを回避する方法も分かります。
人間関係を自由にする
ミニマリストになれば生活費が掛からなくなり、お金が余り始めます。
そこで貯金しすぎることの危険性を教えてくれます。
また人間関係の基本は『広く浅く』だと著者はいいますが、納得の理由がそこにはあります。
終わりに
記事で解説したのはほんの一部分になりますが、著者の考え方を感じることはできるかと思います。
興味を持った方は、ぜひ本書を手にとってご覧ください。
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