金が儲かる仕事を教えよう! ひろゆき「このままだと日本に未来はないよね」を要約してみた

スポンサーリンク
スポンサーリンク

第1章 日本企業がオワコンな理由

オワコン日本の10年後の姿を、ひろゆきさんは次のように予想されています。

まず日本経済については、残念ながら「悪化する以外の方向性が見えない」のが正直なところです。

時代や技術の変化に追いつくためにはお金と人材が必要なのですが、今の日本にはどちらも揃っていません。

10年後の日本は経済が悪くなって教育にコストをかけられなくなり、人の考え方なども荒んで治安も悪くなる、という厳しい状況が待ち受けているでしょう。

これから日本の人口が減っていくことは確実であり、人口が減るとそれだけGDP(国内総生産)が下がり、マーケットが小さくなれば他の国は日本市場を重視しなくなります。

日本がどんどん経済的に縮小していき人口も減っていけば、「日本相手に商売しても仕方ないよね」と言って海外から日本が市場として見られなくなります。

さらに他の国に投資をするときは、なるべく「成長している国」に投資した方が成功確率が高くなりますが、その際にGDPの増減が比較対象とされます。

アメリカみたいに年2%ずつ経済成長をしている国に住んでいる人は、自国に投資をした方が得なのでわざわざ経済成長率が低い国にはあまり投資しません。そして日本はずっとGDPが停滞しているので、海外は「日本は成長していないんだから投資するのをやめようぜ」という判断になってしまいます。

その結果、日本にはお金が集まりにくくなり、産業や企業が育ちにくくなる訳です。

そして大問題なのは日本企業に「優秀な人材」が集まらなくなる点です。

お金が集まる国の方が投資や技術開発が盛んになりますから、優秀な人材が世界から集まり価値のある商品も生まれやすくなるのです。

例えばアメリカではデータサイエンティストの平均年収は1200万円ですが、日本では主任クラスでもアメリカの半分で、部長になってもアメリカの平均にすら届きません。

データサイエンティストの仕事は基本的に言語はあまり関係がないので、優秀な人は日本に残るよりも収入の高いアメリカに流れてしまいます。

当たり前の話ですよね。自分がデータサイエンティストだとして日本だと全然給料は貰えない、しかし海外に行けば高い給料がもらえて、データサイエンティストの仕事内容がそれほど変わらないなら「海外で働いたほうがお得じゃん」といって、どんどん優秀な人材が海外に流出していきます。

日本は人口が減ることで物を買う人が減るため、国内マーケット全体が縮小していき、起業の売り上げはどんどん減っていきます。

毎年売り上げが減ると企業も苦しいわけですから、社員の給料はまず上がりません。国内企業の給料が上がらなくなれば、優秀な人は外資系や外国をマーケットにしている海外企業に流れてしまいます。

少し前に中国のファーウェイが日本の新卒のエンジニアを初任給40万円で募集して話題になりましたよね。好調の中国企業にしてみたら日本語や日本の文化がわかってエンジニアリングの能力がある人材ならば、月40万円でも払うというわけです。

大学を卒業したばかりのエンジニアに初任給40万円払う日本企業は、個別に優秀な人材に払うケースを除いては皆無です。amazon や中国のテンセントなどもファーウェイを真似しはじめたら、日本企業との待遇の差はどんどん広がっていくでしょう。

そうなったら優秀な人材を集めた海外企業と競う日本企業が、より不利になるのは明確です。

橘玲氏も「働き方2.0vs4.0」という本の中で、日本企業の将来性を次のように述べています。

google、apple、facebook、amazon の頭文字を取ったGAFAが、世界のプラットフォームを支配しつつある。問題なのはこのGAFAが、日本企業から若くて優秀な人材を次々と引き抜いていることだ。GAFAはトップを目指すために最高のプレーヤーを引き抜いて、最高のチームを作ろうとしている。プロ野球でも優秀な人材を自分のチームに招くために何十億という年俸で引き抜いて、最高のチームを作り優勝を目指すが、これはビジネスの世界でも同じだ。それなのに日本の企業はビジネス環境がどれだけ変化しても、新卒で採用した社員だけでなんとかやりくりしようとしている。スポーツでいえばGAFAをはじめとする海外企業はプロのスポーツチームで、日本企業は素人のスポーツチームであり、どちらが勝つかは火を見るより明らかだ。このように橘玲氏は述べています。

ひろゆきさんは同じことを「ニコニコ動画が youtubeに勝てない理由」として説明しています。

これからの時代に日本企業が世界で競争して勝つには、ものすごい時間と労力を投資しなければなりません。

個人で例えると8点の能力の人が1日8時間かけるのと、10点の能力の人が9時間かけるのでは差が広がる一方です。

ニコニコ動画の中から優秀な人を集めて時間をかけたとしても、アメリカ企業には敵わないのです。アメリカの場合は莫大な資金を投資で集めて、赤字でも優秀な人を大量にそろえてスタートするので、自前の資金でやっている日本の会社が太刀打ちできるわけがありません。

人件費に年1億円払っているA社と、年2千万円使っているB社とでは、どんどん差が開いてしまいます。両社とも売上は2000万円だとして、B社はトントンで必死に回しているのに、A社は毎年大赤字を垂れ流しても出資が集まるから回せるとなると、やはり勝てないんです。

それがニコニコ動画が youtube に勝てない理由で、そういう勝負をしても結果は見えてしまっているのです。結局誰もがうまくいくと思うビジネスモデルはきっと成功するのですが、気付いた時には世界中の人がそこに巨額の投資をしているので、日本人が入る余地は全くありません。

ものすごく技術的に優れていたり、知的所有権を持っていたり、絶対に外せないキーパーソンがいたりすれば勝負に勝てるかもしれませんが、インターネットが絡むビジネスは大金を持っていて世界中から優秀な人材を集められる「アメリカ企業」と戦うことになるので、勝てるわけがありません。

アメリカの場合は成功しそうなビジネスモデルだったら、10億円くらいはすぐに集まるそうです。しかし日本では、ある程度軌道に乗って上場でもしない限り10億円は集まりません。これは個人の能力の話ではなく、ビジネスを提供する環境の問題です。

日本の企業は海外企業に比べて、構造的にも成功しにくい状態になってしまっているのです。

第1章まとめ

  • 日本がこれから経済的に縮小していき人口も減っていけば、「日本相手に商売しても仕方ないよね」と言って海外から日本が市場として見られなくなる。
  • 他国に投資するときはGDPの増減が比較対象になり、GDPが停滞している日本に投資は集まらない。
  • 国内企業の給料が上がらなくなれば、優秀な人は外資系や外国をマーケットにしている海外企業に流れてしまう。
  • GAFAをはじめとする海外企業は、世界中のエリートを超高額報酬で引き抜いて作られたプロのスポーツチームで、日本企業は素人のスポーツチームである。勝てるわけがない。

第2章 ぬるい日本からジョブズは生まれない

起業の話になると「なぜ日本からはスティーブ・ジョブズやイーロン・マスクのような起業家が出てこないんだ」という意見がよく出てきます。

その理由はシンプルで「日本人の能力が劣っている」とか「技術力が劣っている」のではなく、最大の理由は「日本が英語圏ではない」ためです。

彼らのように世界中に商品を売って稼ぐ「起業家」を目指すなら、英語圏でビジネスをしないと成功しません。

それは「英語圏で成功する」と「世界で成功する」がほぼイコールだからです。だから初めから英語圏で起業する人と、これから英語圏に入って頑張ろうとする人では、スタートラインが全く違うわけです。

アメリカで起業するなら最初から英語圏ですが、日本の場合まずは日本で起業して国内で成功し、次に英語圏の壁を超えないといけません。そして世界でビジネスをしようとすると世界中の優秀な人と戦わなければなりませんが、日本国内なら1億人の中の競争なのでビジネスとしては実はかなりヌルいのです。

そこそこ優秀な人なら日本でそれなりに勝てるのです。日本は治安も良くてご飯もおいしいからダラダラ暮らせてしまうので「別に頑張らなくてもいいよね」とモチベーションが低くなって、世界に出て行かないケースも多い気がします。

それに対してそもそも人口が4000万人程度の国だと、稼ごうとしても自国の国の市場が小さいので海外に出ざるを得なくなります。例えば韓国は人口約5000万人と国内市場が大きくないので、ずいぶん前から英語教育に力を入れて、いかに海外に出るかをずっと考えてやっているのです。そのため韓国人はかなりの確率で英語が話せます。

日本は人口1億2千万人という微妙な規模の市場で、これまでは国内で成功するだけでもやっていけましたが、これから人口が減っていくとなると日本も外国で起業する必要が出てきます。もう国内で日本人相手だけにビジネスをやっていても成立しなくなるし、変な規制もあって税金も高いから、それなら起業しやすい エストニアにでも行くかとなるでしょう。

日本で成功する人は沢山いますが、彼らは「日本で成功する能力」を持っている人であって、「海外で成功する」には全く別の能力やセンスが必要になってきます。そういう意味でいえば日本で成功して海外でもきちんと成功している日本人はソフトバンクの孫さんぐらいです。

日本の経営者は現地のトップや役員に「日本人」を送り込んでしまいがちなんです。しかし孫さんは日本人の社員を送り込んだりせず、優秀な現地企業を買収してヘッドハントした優秀な人材に任せてうまく回す「海外のやり方」をやっています。

その場にいる社員だけで何とかしようとするのではなくて、新しい事業を立ち上げるならその道のプロを高額報酬で引き抜いて、そこのトップにするプロのスポーツチームの作り方をソフトバンクはしているわけです。だからこそ海外でも成功しているのです。

第2章まとめ

  • ぬるい日本からジョブズは生まれない最大の理由は、日本が英語圏ではないからである。
  • アメリカで起業するとなると最初から英語圏だが、日本の場合まずは日本で起業して国内で成功して次に英語圏の壁を超えないといけない。
  • 日本は人口1億2千万のそこそこの規模の市場なので、海外を目指さずに日本人相手に商売をしていれば今までは何とかなった。しかしこれから人口が減っていくとなると、日本も外国で起業しなければいけない状況となる。

第3章 儲けたければ役に立たない仕事を選べ

最後に「これからどんな仕事が儲かるのか」について考えていきましょう。

ひろゆきさんは「世の中の役に立たないものの方がお金になる」と言います。

世界中の航空会社の利益を足した額よりも、facebook 1社の利益のほうが高いのです。 facebook が突然なくなってもそれほど困りませんが、空港会社が突然なくなったらとても困ります。それでもfacebook の方が利益は大きいのです。

つまり日用品に使う金額がどんどん下がっているのです。

先進国では衣食住にかかるコストはかなり安くて、モテるためとか楽しみだったりと生命維持に必要のないものに使うお金が大きいです。さらにそうした役に立たないものの方が「ビジネス」としては利益率が高かったりします。

だから「人の役に立つことをしなさい。そうすればお金が儲かる」といった旧来の価値観は道徳的には正しいのですが、そういう仕事を選ぶと給料が低くなります。なぜなら役立つものには需要がありますし、世の中の役に立つ仕事をしたいと思っている人が多いからです。

参加者が多いと利益率は下がるため、稼ぎたい人は社会の役に立たない仕事を選ばざるを得ません。利益率を高くしようとすると、その商品自体の価値をどうこうするより、「マンゴー1個1万円」みたいに利益をむさぼるバカ高い値段で売るしかありません。

そうなると結局、役に立たないものにならざるを得なくなります。役に立つもので儲かるということが成立しない時代になっています。

役に立つことはすでに需要があることが見えているので、皆がやるため競争相手が多くなってしまいレッドオーシャンで勝負することになり、利益の取り合いになります。

一方で役に立たないものは、誰が買うか分からないので競争相手は少ないのです。競争相手が出てくる前に市場を独占してしまえば、ずっとおいしい思いをし続けられます。

だからこれからの時代は世の中の役に立とうとするなら、「仕事をして儲けよう」とか思わない方が楽であると、ひろゆきさんは言います。

終わりに

第1章で「日本企業がオワコンな理由」、第2章で「ぬるい日本からジョブズが生まれない」、第3章で「儲けたければ役にたない仕事を選べ」を詳しく解説してきました。

さて皆様いかがでしたでしょうか?なかなか耳の痛いお話でしたね。

日本の企業はなぜオワコンなのか?ぬるい日本からなぜジョブズが生まれないのか?について日本の現状を見ながら解説してきました。もちろんこの話を聞いて私たち一人一人ができることは少ないでしょう。

日本の経済がどんどん悪くなっていき、人口が減っていく。日本企業は海外企業に比べて不利な立場にある。そんなことを言われたって、私たちにできることなど大してないのが現実でしょう。だからこそこの現状を理解し、そのような現状を変えようとするのではなくて、自分一人が幸せに生きていくための方法を私たち一人一人が考える必要があるのです。

日本の経済を回復させようとか人口を増やそうとか、どうしようもないことにエネルギーを使うのではなくて、これから日本の経済が悪くなっていくなら「その中で自分はどう生き残るべきか?」を考えるのです。

海外に行って高い給料をもらうのも1つの手でしょう。もちろん完璧な正解などはありません。一人一人の状況に応じて、やるべきことがあるのです。

今回は不安感を煽ってしまったかもしれませんが、危機感を抱いていただくことで「これから自分がどう生きていくか」を考え直すきっかけになればと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました