考えないことは病気です!苫米地英人「思考停止という病」を要約

スポンサーリンク
スポンサーリンク

はじめに

自分の頭で考えない人は、何度も同じ間違いを繰り返す。

なぜ自分の頭で考えることができないのか?

それは端的に言えば『バカだから』である。

バカでなく生きること、思考停止せずに生きることは、自分次第で誰にでもできる。

では、どうすれば自分の頭で考えることができる人になれるのか?

それを脳の視点と社会的な視点の両方から解き明かしていこう。

思考停止という病

今回は苫米地英人さんの『思考停止という病』を要約していきます。

自分の頭で考えることはビジネスの現場に限らず必要なことですが、なぜできない人が多いのでしょうか?

本書ではこの謎を解き、自分の頭で考える力をつける方法が書かれています。

今の大変な状況により、企業はどこも苦しいです。そうなると不必要な人件費を削減したり、業務の効率化が徹底されることは明らかです。

リモートワークを導入する会社も、今後どんどん増えていくでしょう。

つまり今までの様に思考停止して、電車に乗って通勤し会社についてメールチェックをし、上司に言われた仕事をこなすだけでは生き残れない時代になっているのです。

何も考えず会社に入ってさえれば給料が自動的にもらえた時代には、私たちはもう戻れないのです。

『仕事で結果を出す』意味でも、『自分の人生を豊かにする』意味でも、自分の頭で考える訓練が必要になっているのです。

なぜ私たちは『思考停止という病』にかかってしまっているのか?そしてどうすれば自分の頭で考えられるようになるのか?この謎を解き明かしていきましょう!

なぜ日本人の思考は停止するのか?

思考とは2つのレベルで定義することができます。

1つは『物理的な脳の活動』、もう1つは『創造的な問題解決活動』です。

前者の『物理的な脳の活動』を思考というのであれば、すべての人は思考停止していません。

あなたがどれだけ思考を止めようと思っても、脳は働き続けているのです。

それは勉強しているときはもちろん、寝ているときも同じです。アイドリング状態でも脳はカロリーを消費してます。何も思考していないときでも、脳は情報処理をし続けています。

つまり物理次元で思考停止している人はいません。

では後者の『創造的な問題解決活動』を見ていきましょう。筆者が本書で指摘している思考停止は、この『創造的な問題解決活動』についてのことなのです。

創造的問題解決とは、クリエイティブな思考です。

思考と一言で言っても、脳内で起こっていることは次のように分類できます。

  • 分析する(考察する)
  • 意思決定する
  • 問題を解決する(最適解を見つける)
  • 仮説を作る

筆者が日本人の思考停止を危惧しているのは、ほとんどの人がこれらを放棄して生きているからです。

ここまで、思考には『物理的な脳の活動』と『クリエイティブな思考』の2パターンがあり、思考停止とはクリエイティブな思考が停止している状態であると解説してきました。

では、なぜ日本人はこのクリエイティブな思考が停止しているのでしょうか?

その日本人が思考停止している理由は次の3つです。

  1. 学校教育と会社の洗脳
  2. 知識不足
  3. ゴールがない

学校教育と会社の洗脳

筆者は「学校の暗記教育のせいで、私たちは思考が停止しているんだ」と言います。

私達が考えることを多く行ったのはいつでしょうか?ほとんどの人が学生時代を思い浮かべるかもしれません。

学校や塾で勉強し、家に帰っても勉強、高校入試や大学入試のためほとんどの時間を勉強に費やしていることになります。

しかしここでも「本当に思考していたか?」というと疑問です。

なぜならば日本の学校における教育システム自体が、『考えること』を前提に作られていないからです。

日本の学校教育は、小学校から高校まで『知識の習得』だけを目的にしています。

個々人の成績は『正しく覚えられたか』をテストされ、学力として判断されます。

そこで効率よい勉強方法として定着したのが『暗記』です。先生が黒板に書くことを丸写し、教科書を丸暗記した経験がある人も少なくないでしょう。

これは教科書と過去問題をひたすら覚えるだけの教育システムです。

一方でアメリカの場合はどうでしょうか?アメリカの教育は日本と根本的に異なります。

知識の習得はもちろんですが、それ以上に重要視されるのが『自分の頭で考えること』なのです。

「何を知っているか?」以上に、「自分はどう考えるのか?」が求めらます。

授業中に「君はどう考えた?」「君は何故そう思った?」「君ならどうする?」などと聞かれることがよくあります。

先生がただ教えるだけではなく、ディスカッションによる授業も多くあります。日本とアメリカでは教育制度の方針が全く違うのです。

日本は『暗記重視』、アメリカは『自分の頭で考えることを重視』した教育です。

もちろん暗記自体が悪いのではありません。知識を得ることは重要ですし、まずは知らないことを覚えることからすべてが始まります。

しかし、それだけで終わっていてはダメなのです。そこから自分で考えることができている人だけが、本当の意味で『勉強していた』と言えるのです。

実際に受験をしてきた人ならわかると思いますが、受験は結局『知っているか知らないか』で決まること多いです。つまり、ただの暗記競争で自分の頭で考えることは必要とさされていませんでした。

私たちは学校教育により思考停止を強要されていたわけです。

さて次は会社に入ってから起こる問題について解説します。

みなさんは『十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人』『入社して3年たてばただの人』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

学生の頃に天才と言われ良い大学に入った人も、大企業に入って3年も経つと普通の人になります。

理由は簡単で、サラリーマンになるとほとんど自分の頭で考えることがなくなるからです

そもそもビジネスにおいて、クリエイティブな思考は基本的に求められません。

特に入社1年目なんて『会社の先輩の言うことをひたすら聞くこと』を求められます。

先輩や上司は「自分で考えろ」と言葉では言うのですが、勝手にやると「バカヤロー!」と怒鳴るのです。

報告・連絡・相談をしなくても怒られるし、当然重要な仕事はほとんど回ってくることはなく、基本的なサポートをしながら会社のやり方を覚えさせられ、上司や先輩に嫌われると仕事がしにくくなるので飲み会に参加して愚痴を聞かされ、つまらない人生訓を教え込まれ、この約3年間で洗脳が完了します。

これを洗脳というか教育というかは微妙なところですが、その会社や業界の論理と慣習に染められてしまいます。

なんでもいいから新しいことをしようと思っていた人、業界を変えようと最初はやる気があった人も、気付けば言われたことしかやれない、与えられた仕事に対して工夫しない、手間で面倒なことを避けるただの平凡な人になってしまいます。

3年の間に何があったのかというと、『自分で考える訓練』をほとんどしなくなったのです。

『指示を待つ』『失敗してはいけない』『社会人としてのマナーを守らなくてはいけない』『上司先輩の飲みに付き合わなければならない』など、無数のやらなければならないことによって『自ら工夫を提案して会社や業界を変えよう』なんて一切考えなくなります。

これらが日本的な組織論として成立していたのは昔の話です。

ダメな職場、生産性のない状況でも、景気が良かったので働けば給料は上がり出世できました。

しかし今はそんな状況ではありません。シャープや東芝を見て分かるように、大きい会社でも潰れたり部署がなくなったり経営危機に陥る可能性があります。

当然ですがそれが普通あり、高度経済成長時代やバブル時代が異常だったのです。

もしも会社でうまくいかなかったとして、クリエイティブに考える能力がなければ、会社や業界が変わった場合きっとうまくいかないでしょう。

仕事で結果を出す意味でも、自分の人生を豊かにする意味でも、自分の頭で考える訓練が必要になっているのです。

知識不足

思考停止の原因の2つ目は『知識がない』ことです。それも絶対的な量の不足です。

まず大前提として覚えておいてほしいのが『脳は知っているものしか認識できない』ことです。

つまり『知らないこと』は、脳は認識自体ができません。

ただし、知識があっても『自分にとって重要だ』と思っていなければ、やはり脳は認識してくれません。それが脳の特徴なのです。

人間の認識は、過去の記憶でできます。自分が重要だと思ったときに脳の中にある知識や記憶と照合され、初めて認識ができるのです。

つまり記憶にないものや知らないものなんて、認識できるわけがありません。

例えば筆者の事務所には編集者や記者がよく訪れますが、部屋に沢山置いてあるギターの数やスピーカーの大きさに驚くそうです。

しかし驚くだけで、それらが世界的に希少なギターであることに驚いている人は1人もいません。

ギターマニアやスピーカーに詳しい人がいたらもっと大騒ぎしているはずですが、知識がないから認識できないのです。

もう少し具体的な例を出せば、日々経済ニュースはテレビや新聞ネットなどでたくさん流れていますが、経済に対する知識がなく株などの投資も行っていなければ、ほとんどが右から左に流れていきます。仮に新聞を読んでも、ほとんど脳は認識できていません。

確かにでこれは非常に納得できる話で、知識がないから私たちは思考停止しているため、集団的自衛権とかTPPの問題について、ほとんどの人が正しい知識や認識を持っていません。

テレビメディアやツイッターを通じて仕入れた情報を、なんとなく判断しているに過ぎません。

思考する元となる知識がなければ、ある事柄について思考することなんてできやしないのです。

ゴールがない

知識と並んで重要なものが『ゴール』です。

ゴールとは『あなたが本気で成し遂げたいこと』です。

本気で達成したいと思えるゴールがあるからこそ、思考を動かすパワーが生まれるのです。

思考停止しない人は、ゴールがあるから思考を停止していないと言えます。逆に思考停止する人は、ゴールがないから思考停止しているのです。

ビジネスマンの多くは、そもそもゴールを持っていません。

『ゴールがない』というのは、『問題意識を持っていない状態』です。

「この営業のやり方で結果は出ていないけど、まぁいいや」と思う人と、「この営業のやり方で結果が出ないのは、どうしてだろう?」と思う人がいます。

この違いは『問題意識を持つか持たないか』です。

もちろんゴールを持っている人は営業成績だけでなく、「会社がどうすれば上手くいくか?」「どうすれば評価されるか?」など、仕事や人生について問題意識を持って日々暮らしているのです。

では「どうすれば問題意識を持てるのか?」というと、ゴールを持てばいいのです。

現状を変えることや良くすることを本気で考えるからこそ、現状を疑い問題意識を持つのです。

  1. 思考には『物理的な脳の活動』と『クリエイティブな思考』の2パターンがあり、思考停止とはクリエイティブな思考が止まっていることを指す。
  2. 日本人が思考停止している理由は以下の3つだ。
    1. 学校教育と会社の洗脳
    2. 知識不足
    3. ゴールがない

自分の頭で考える技術

ここまで見てきた通り、日本人のほとんどが思考停止に陥っています。自分で考えることをしてこなかったのだから、ある意味必然です。

しかし、私たちはこれから言われたことをやっていても生き残れません、自分の頭で考えることがどうしても必要なのです。

「そうは言っても、どうすれば自分の頭で考える人になれるんだ?」という声が聞こえてきそうなので、『自分の頭で考えるための技術』として本書で紹介されているものをまとめておきましょう。

  1. 現状を抜け出し、常識を疑うこと
  2. ゴールを設定すること
  3. 圧倒的な知識を習得すること

この3つが先程解説した『思考停止をしてしまう理由3つ』と正反対になっていることがお分かりでしょうか?

思考停止しているのは『洗脳されている』『ゴールがない』『知識が足りない』のが理由なので、それを解消する方法をやれば思考停止から抜け出せるわけです。

それでは、『自分の頭で考えるための技術』3つを順番に解説していきましょう。

現状を抜け出し、常識を疑う

自分の頭で考える第一歩として、まずやらなければいけないことが『現状を抜け出し、常識を疑う』ことです。ここからすべてが始まるのです。

現状を肯定することは、過去の世界で生きることです。現状を疑うことが大切であり、あなたが常識だと思っていることを疑うわけです。

覚えておいて欲しいのは、「この世にアプリオリ(唯一絶対的な普遍の真理)はない」ということです。

これは釈迦が約2500年前に言ったことです。つまり『当たり前なこと』『正しいこと』『常識』も間違っている可能性があるのです。

この当たり前や常識だと思っていることに対して、「本当に正しいのだろうか?」「別の方法はないだろうか?」「この通説や論理は何を前提に言っているんだろう?」と疑うことから、私たちの思考は動き始めるのです。

「現状維持でいい」と決めてかかると、思考停止が生まれます。

常識に洗脳され、ことなかれ主義に染まっている日本人が、「考えないようになってしまう」のは当然のことかもしれません。

世の中のノーマルだと思うものを全て疑ってください。

常識だと思っていることは、なんとなく皆が思い込んでいるだけで、この考え方がノーマルだは限らないのです。当然あなたが従うべきことでもありません。

『正しい』ことについても同じです。何が正しいかは相対的なものでしかありません。

例えば「ISISが間違ったことを言っている」「西洋の論理が間違っている」「右翼はまちがっている」なんて言っても、視点によって正義が変わるのです。

どちらの側にも彼らなりの論理があるためで、二元論的に考えると正義は全く別のベクトルを示します。

それはもちろん個人でも同じことが言えます。ただし「何が正しいか?」という価値に関しては、「相対的なもんのだし、確かに正しさなんてないよなぁ」といった感じで疑いを持っている人もいるでしょう。

しかし何が「ノーマルかどうか?」に対しては、意外と問題意識を持たない人が多いです。

ほとんどの人が「ノーマルこそがいい!」「ノーマルだからいい!」と思ってます。

ここで胸に刻んでおいてください。『ノーマル』は最悪なワードです。

普通のサラリーマンになり、通勤1時間ほどの郊外に、テレビのコマーシャルに出てくるような庭付き一軒家を建てて、車を買い、犬がいるような生活がノーマルだと思われています。

また日本のサラリーマンは「車は白がいい」という人が多いそうです。その理由は「ノーマルだから」です。

ある人がベンツに乗っていたら「サラリーマンのくせにベンツに乗りやがって」と言われたそうです。

意味が分かりませんが、ベンツは社長か上流階級しか乗ってはいけないイメージがあるのかもしれません。

これはあくまで一つの例にすぎませんが、ほとんどの日本人が『こういったものがノーマルである』という認識を持っており、それを疑いません。

それではダメなんです。ノーマルというのは他人から押しつけられた居心地のいい場所、すなわち『コンフォートゾーン』です。

権力者や周囲の人は『みんなと同じであること』を求めます。自分のゾーン崩されると不快になるため、同調することを無意識的に求めてくるのです。

他人は、あなたが常識の中にいてくれると安心します。『成功しないこと』も『お金がないこと』も『変化しないこと』も、他人から植えつけられたコンフォートゾーンなのです。

特に日本ではその傾向が強くなります。よって『ノーマル』『常識』『普通であること』が求められます。

社会的には都合がよくても、個人レベルで見ればこれは『奴隷』に過ぎません。

「ノーマルこそが最悪だ」と考えないと、いつまでたっても洗脳されたままになってしまいます。

ですから自分の頭で考えるとき、『ノーマルを徹底的に疑う』ことが大切なのです。

それは『与えられた価値基準を疑う』『相手のコンフォートゾーンで生きていないかを疑う』ことであり、もしあなたがノーマルを逸脱した生き方をするならそこから抜け出しましょう。

本当の自分のゴールを見つければ自然と新しいコンフォートゾーンが生まれ、現状から抜け出そうとするはずです。

それが自由になることなのです。

唯一、ノーマルと認めていいものがあるとすれば、それは自分自身の認識です。

『私こそがノーマル』『自分が居心地いいからノーマル』これが唯一いいノーマルです。

つまり『自分で考え、自分の価値観で生きる選択こそがノーマルである』という考え方です。

そして他の人から「ノーマルじゃない」と言われることが褒め言葉だと思わないといけません。

ノーマルでないことは、いつの時代も成功するための必須条件です。

エジソンだって、近所の人からすれば普通ではない変人だったはずです。ノーベル賞を受賞した科学者も数学者も、仮説が証明できるか分からない研究に没頭していた変人だったはずです。

芸術家やミュージシャン、偉大な経営者であってもノーマルではありません。

本来ゴールというのは、すごく個人的なものです。『他人の評価で生きない』『他人の価値観で生きない』ことは、今の世の中では『普通ではないこと』になってしまいました。

ほとんどの日本人は、他人の目標、世間体、評価を気にして生きています。

本年やりたいことを押し殺し、普通であるべきだと思って生きています。

それが間違いなのです。現状から抜け出すためにも、普通を憎み、ノットノーマルに生きていきましょう。

そのためにどうすればいいのかといえば、次のようなことが考えられます。

  • 普通か、他人がどう思うかは気にせずに判断や選択をする。
  • 自分が興味を持ったことに本気で取り組む。
  • 自分に正直になって、やりたいことだけをやり、やりたくないことに「NO!」と言う。

これだけでノーマルではない生き方ができるのです。他人の価値観で生きるのをやめることが、自分の頭で考える第一歩です。

『私こそがノーマルである』そんな存在を目指してみてください。

ゴールを設定する

次はゴールについて解説していきましょう。私たちが思考停止してしまう理由の1つが『ゴールがない』ことであり、逆に言うならば『ゴールを設定する』ことができれば、思考停止の病から抜け出せるのです。

まず自分が本当に成し遂げたいゴールを設定すると、コンフォートゾーンがズレます。

コンフォートゾーンとは、快適で居心地のいい空間のことです。空間と聞くと部屋や場所とかをイメージするかもしれませんが、情報的な状態も含まれます。

例えば年収200万であることが心地いい人もいれば、年収1億円が心地いい人もいます。

「年収200万円で心地いい人なんていないだろう」と思うかもしれませんが、それは無意識的に設定されているのです。

年収のコンフォートゾーンが低い人が宝くじが当たって大金持ちになっても、脳がコンフォートゾーンを維持しようとして、お金が無くなる様に無意識が働きます。

逆に大金持ちのコンフォートゾーンを持っている人は、ビジネスに失敗したり破産したりしても、また成功してお金持ちにあったりするのです。

これはコンフォートゾーンを維持しようとする際に、ホメオスタシスが働くからです。

ですから年収や給料を『能力評価』として捉えている人がいますがそれは逆で、コーチングの視点から見ると年収や給料は『本人がコンフォートゾーンとして設定している金額』となるのです。

話を戻すと、ゴールを設定することであなたのコンフォートゾーンがズレます。まったく夢や目標がなかった状態から、大きな夢を持ったわけです。

このときのゴールは『今の自分では絶対に達成できないゴール』でなければなりません。

ゴールを設定すると今の自分がコンフォートゾーンの中にいなくなり、もっと高いところにコンフォートゾーンができ、自分が変わるというイメージです。

だから昨日までのように生活し思考する日常が、居心地の悪い状態になります。

例えば今まで年収200万円がコンフォートゾーンだった人が年収1000万円というゴールを設定すると、昨日までの年収200万円の自分の生活や思考が居心地悪くなるイメージです。

ゆえに新しいコンフォートゾーンに移るために、やるべき行動や考え方が見えてくるようになります。

コンフォートゾーンがズレることにより、今まで自分が重要だと思っていたものが重要ではなくなり、これまで重要だと思っでいなかったことが重要となるので、昨日とは全く違った世界が目に飛び込んでくるようになります。

「なぜゴール設定が重要なのか?」その理由をさらに詳しく見ていきましょう。

さきほど「脳は重要なものしか見えない」と言いましたが、それは実は『RAS』いう脳の機能によるものなのです。

例えばあなたがハワイ旅行に行くと決めたとしたら、急にこれまで見過ごしていた旅行会社が目に止まり、パンフレットに手を伸ばしたりするでしょう。

また電車の中吊り広告や、雑誌の表紙のハワイの文字が飛び込んでくるようになります。

これは『RAS』による重要な情報を収集する作用です。

自分にゴールがなかったり、どんなことにも興味を持てなかったりすると情報は集まりません。

自分にとって重要でないため、知識の蓄積ができないのです。それどころかRASが働かないため、自分にとって重要ではない情報をどんどん受け入れることになります。

飲み屋で聞かされる上司の愚痴、ダメな先輩からのアドバイスなどを鵜呑みにしたりしてしまいます。

『自分が本当に成し遂げたいことや、やりたいこと』を、漠然とでもいいので自分なりのゴールを考えてみて下さい。

そのときのポイントは『現在の自分のままでは達成できないゴールである』ことです。

現状の延長線上にゴールを設定してしまうとコンフォートゾーンが変わりませんから、ゴールは現状の外に設定することが必要です。

そうするとそちら側にコンフォートゾーンが移行して現在の状態が気持ち悪くなり、そちら側へと向かう圧力が生じます。

そうすれば『RAS』の働きにより自分にとって重要な情報が見えるようになり、知識の習得が容易になったり思考停止の罠から抜き出すことができるのです。

圧倒的な知識を習得する

ゴールの設定ができたら、次は知識量を増やすことを考えましょう。

知識を得ることが自分の頭で考える重要な要素だからです。自分の頭で考えるためには、圧倒的な知識量が必要です。

数学者は誰も解けなかった問いの答えを証明し、新しい仮説を生み出すのが仕事である数学者はクリエイティビティが必要かもしれませんが、ビジネスマンであればほとんどの人は関係ありません。

「仕事でどのような戦略がいいか?」「来年の目標は何がいいか?」「予算・人材どうするか?」それらを決めるのにクリエイティビティなんていりません。

必要なのは『過去の最適化』だけだからです。知識があれば自動的に答えは決まります。

そこで答えが出なかったり迷ったりするのは、単に知識や情報が足りないから答えを決められないだけなのです。

考え続けるために必要なことは、『常に知識を手に入れ続けること』、そして『手に入れた知識を常に評価すること』です。

思考停止するのは、知識がないことが原因です。

本気で自分の頭で考える脳を手に入れたいと思うなら、知識量を増やすことを考えましょう。簡単に言えば勉強するのです。

こう言うと「やっぱり簡単に自分の頭で考えられるようにはならないか…」と思ってしまうかもしれません。

確かに勉強と言うとつまらなく聞こえるかもしれませんが、それはこれまでの学校教育のせいです。

学校での勉強は、ほとんどの人がつまらなく大変なものと感じながら取り組んでいたと思います。

しかし今回の勉強はそうではありません。

あなたはすでにゴールを設定しているわけですから、勉強したいことだけを勉強すればいいのです。

本当に興味があってゴールにつながっていることであれば、その知識を手に入れることは何より楽しいはずです。

1つ1つの情報に対して学んでいくことは、これ以上ない喜びに変わります。

そして筆者は知識を手に入れる一番いい方法が、「本を読むことだ」としています。是非思考停止しないためにも、読書などによって常に知識を習得し続ける習慣を保っておきたいものです。

自分の頭で考える技術3選

  1. 現状を抜け出し、常識を疑うこと
  2. ゴールを設定すること
  3. 圧倒的な知識を習得すること

終わりに

今回は『なぜ日本人の思考は停止するのか』を詳しく解説し、『自分の頭で考える技術』を解説しました。

さて皆様いかがでしたでしょうか?本日はなかなか難しい内容でしたが、とても興味深い内容でもあったと思います。

一度で全てを理解できる人はあまりいないと思うので、何度か見直していただき理解してもらえたらと思います。

これからの時代は不安定で変化が激しく、何が正解かなんてわからない時代です。

そんな時代では、自分の頭でしっかりと考えて判断することが絶対に必要です。そしてたとえ間違っていたとしても、その結果を責任をもって受け入れる必要があります。

いきなり「自分の頭で考えろ」と言われても難しいかもしれませんが、自分の頭で考える訓練を今から少しずつ積んでいけば、将来その訓練をしなかった人との差は圧倒的なものになります。

ぜひ少しずつでもいいので、自分の頭で考えると訓練をし続けましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました