
今回は近藤誠さんの著書『怖いほどよくわかる新型コロナとワクチンのひみつ』を紹介していきたいと思います。
ついに職場でワクチンを打つ『職域接種』が始まりましたよね。
これからは徐々に、若い世代にもワクチン接種の順番が回ってくると思います。
そのワクチンを打つ前に、この本をあなたに読んでほしいです。
まず最初に質問です。
「あなたは新型コロナワクチンを接種しますか?」
多くの人が「ワクチンは接種するつもりだ」そう考えていると思います。
しかし、それは自分が本当に納得した上で出した答えですか?
あらかじめお伝えしますが、私はこの記事で新型コロナウイルスのワクチンを「接種するべき」とか、「接種するべきではない」とかを話すつもりはありません。
それはこの記事を見て、その上であなたが自分で判断するようにしてください。
というのも予防接種法第9条では『接種を受けるよう努めなければならない』という努力義務が定められていますが、ワクチンを打つために努力して考えたけど、『リスクがあるから打たない』と判断した人は打つ必要はありません。
つまりワクチンを打つかどうかは、自分で決めれるんです。
ニュースを見ていると、ワクチンの良いところばかり強調されていますよね。
でもワクチンには、当然ながら副作用のリスクもあるんです。
著者の近藤さんはがん治療が専門で、製薬会社などの医薬品業界に属する専門家とは異なります。
そのため、いろいろな利権とは無縁であり、あくまで中立的な立場から新型コロナの真実を教えてくれています。
まだワクチン打つかどうか悩んでる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
新型コロナとは

そもそも新型コロナって何なのか、皆さん知っていますか?
まずは相手の特徴が分からないと、戦えないですよね。
当然ワクチンを接種するべきか判断するためには、新型コロナを理解することが大切です。
そこでここでは新型コロナの正体について、2つのポイントに絞って紹介します。
新型コロナはとても小さい
1つ目のポイントは『新型コロナはとても小さい』ということです。
新型コロナの大きさは100ナノメートルで、このナノというのは10億分の1という意味です。
そして衝撃的な事実!
なんとこの小ささは、マスクをすり抜けることができてしまうんです。
ある実験で3千人を対象に、外出時マスクをしたグループと、マスクをしないグループに分けて、1か月の感染状況を調べました。
するとその結果、マスクをしたグループでは感染率が1.8%で、マスクをしないグループでは2.1%だったそうです。
確かにマスクをしたグループの方が、0.3%感染率が低かったのですが、統計学的に意味のある差とはいえないんです。
つまり、マスクはそれほど万能選手ではないということなんです。
あんなに暑くて辛いのに、悲しい事実ですよね…。
変異ウイルスが次々出てくる理由
2つ目のポイント『変異ウイルスが次々出てくる理由は、遺伝子が関係している』ということです。
変異ウイルスについて、毎日ニュースでも報じられているので、あなたもご存知だと思います。
ではウイルスはなぜ変異するのでしょうか?
その答えは、新型コロナのRNAという遺伝子が、変異しやすいからなんです。
この遺伝子は、塩基というもので形作られています。
人の細胞などのDNA細胞は、塩基の鎖が2本分が絡み合ってできています。
この場合は2本のうち片方の塩基が消失しても、向かい合う一方の塩基配列を参考にして、元の塩基配列を修復することができるんです。
ところが新型コロナのRNA遺伝子は、1本の鎖でできているんです。
この場合1本しかない鎖の塩基配列が変わってしまうと、お手本になるものが無くなってしまいます。
その結果、変化した塩基配列を修復することができないため、変異ウイルスとなってしまうのです。
また後ほどに述べますが、インフルエンザが毎年ワクチンを打つ必要があるのは、これと関係しているんです。
新型コロナのワクチン

新型コロナのワクチンは、『遺伝子ワクチン』という遺伝子の一部を粒子化して人体に投与する新しい製法が使われています。
この遺伝子にはスパイクタンパクという、ウイルスが細胞に接着するときに鍵となる遺伝子を使います。
ワクチンを投与すると、スパイクタンパクに対する『抗体』ができます。
そして本物のウイルスがやってきたときに、その抗体がスパイクタンパクに結合するんです。
そうすることでウイルスが人体細胞に接着できなくなり、細胞内にウイルスが侵入するのを妨げるという仕組みになっているんです。
ただ注意点があって、遺伝子だけを投与しても、免疫システムは十分に活性化しないそうです。
そこで新型コロナのワクチンでは、遺伝子を脂質で包んで投与します。
この脂質がアジュバント(免疫補助剤)と呼ばれる役割を担います。
このアジュバントには、免疫システムを刺激するという役割があり、これによって抗体がたくさん作られてワクチン効果が高まります。
ただしその分、副作用が強くなってしまうデメリットがあるんです。
このアジュバントを使うかどうかによって、接種後の副作用が実はかなり違ってくるんです。
例えばアジュバントを使った場合、9割以上の人に注射部位の疼痛、頭痛、筋肉痛、倦怠感、吐き気、発熱といった副作用が見られるそうです。
またそのうち数%の人は耐えられないほどの症状で、発熱も39〜40度になるとまでと言われています。
さらに臨床試験では、基礎疾患がある人や虚弱な高齢者ではほとんど試されていないので、実際のところ副作用がどうなるかは未知数と言われています。
ワクチン接種後に起きた事件

新型コロナのワクチン接種には、あまり報道されていない部分があります。
その部分が何かというと、ワクチン接種後の死亡事例です。
ワクチン接種の影響だと疑われている死亡事例が複数起きていることを、あなたは知っていますか?
今回はこの本で紹介されているケースを1つ、紹介していきます。
アメリカのフロリダ州に、元気で健康だった男性の医師がいました。
その医師は2020年12月18日に、1回目となるワクチンを接種します。
すると間もなく、手足の皮膚に紫色の斑点が生じて、摂取3日後には血小板減少性紫斑病と診断され、緊急入院することになったんです。
この病気は自己免疫疾患の一種で、免疫システムが血を固めるのが役目の血小板を攻撃して、その数が減ってしまい、体のあちこちから出血しやすくなる病気です。
結局その医師はワクチン接種から16日後に、血小板減少でよく見られる『脳出血』で急死してしまいました。
しかしこの事件に関して、医師が接種したワクチンを製造した製薬会社は、「彼が死亡したこととワクチンの間に、直接的な関係があるとは信じていない」と説明したそうです。
著者の近藤さんは、製薬会社や専門家はこのケースに限らず、ワクチンと死亡事例の因果関係を否定していると主張しています。
確かにワクチン後の急死例は、原因がワクチンであったとしても、解剖時にワクチンで死んだという所見や痕跡が見られないため因果関係を証明するのが難しく、製薬会社が否定しても間違いだとは言い切れないそうなんです。
しかし近藤さんはこの医師のケースで因果関係を否定するのは間違いで、明らかに副作用しだと主張しています。
もし皆さんの家族や身内でこのような事件が起きる可能性があったとしても、この製薬会社が開発したワクチンを接種したいと思いますか?
このデメリットもしっかりと考えた上で、ワクチンを打つか判断する必要があると思います。
新型コロナとうまく付き合うには?

著者の近藤さんは新型コロナについて、インフルエンザと同様にずっと共存したければならないと主張しています。
その理由は、新型コロナがインフルエンザと同様に変異しやすいウイルスだからです。
考えてみるとインフルエンザ対策として一度ワクチンを打っても、次の年にはまたワクチンを打ってますよね。
新型コロナもこれと全く同じで、ワクチンを打ったとしても、いつ感染するか分からないんです。
そのため近藤さんは新型コロナとうまく付き合う方法として、感染しても重症化させない対策、中でも抵抗力を落とさないことが重要であると説いています。
では抵抗力を落とさないためには、どうすればいいでしょうか?
ここではこの本で紹介されている4つの方法を紹介します。
過度に薬を服用しないこと
薬の中には白血球減少など、免疫機能を低下させるものがあるため、注意が必要です。
飲む薬は厳選しましょう。
適正な食事を摂取して、激やせや激太りに気をつけること
特に激やせは栄養不足に陥り、免疫システムの働きが悪くなるので気をつけましょう。
適度な運動・日光浴をすること
運動不足になると体が弱くなるほか精神にも悪影響を与え、コロナ鬱になりやすいので注意が必要です。
ストレスフリーな生活をすること
ストレスがあると、寝不足やコロナ鬱といった体調不良を起こしやすくなり、その結果、抵抗力も落ちてしまいます。
またストレスで精神的にまいってしまい、自殺につながる恐れもあるので注意しましょう。
まとめ
ここで最後に一番大事なことは、『感染しても重症化しないための対策』は、ワクチンを接種するとしてもしなくても、やっておくべきことなんです。
なぜなら、例えワクチンを接種しても、変異したウイルスには効果がなく、新型コロナに感染する可能性はあるからです。
だからこそ、抵抗力を下げないよう意識していきましょう!
この記事を見て、新型コロナワクチンを打つかどうか決まりましたか?
「いやまだ分からない…」という方は、是非この本を読んでみてください。
今回紹介した話のほかにも、免疫の仕組みや治療薬のことなど、知りたいけど知ることが出来なかった話がいっぱい詰まってます。
気になった方は、是非お手にとってみてください!
ちなみに私は新型コロナのワクチンを接種する予定です。
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